バカな暇人的 「日本のウェブ個人発信とツイッター論」
うちはパンツからストパンを語るアニメレビューサイトだったのに・・・・・。なぜこんなことに・・・・・。
それはさておき!
タイトルの 「バカな暇人」 というのは私の初期のHN(ハンドルネーム)でした。
ただ、これであちこちのブログにコメントした際、
「バカな暇人」をどう呼んだものか苦慮されてる管理人さんの苦悩が浮かんできまして、こりゃあかんなと。
そんなわけで現状のHN、 「がたがた」 に変更した次第でございます。
さて、この 「バカな暇人」 ですが、私の大好きなこの本から拝借させていただきました。
「ウェブはバカと暇人のもの」 中川淳一郎著 (光文社新書)

そしたら作者さんご本人を名乗る方が釣れるわ、
しかも身元不明で提灯記事書くハメになるわ
記事にはツイッターも絡んでて、熱のこもったコメントをいただくわ・・・・という展開になりまして。
提灯記事はこちら。
釣って釣られて釣られて釣って【ウェブはバカと暇人のもの】※新書
こんなコメントいただけたら嬉しくて仕方がないので
私のような素人ですが日本のネットに関しての暴論吐きます。
証拠も証言もへったくれもない暴論です。n=1です。先にお詫びしておきます。(たいろっ★かくほっ)
先に結論を。ツイッターは今後も現状程度から拡大傾向で続くと思います。以下本文です。
日本のネットメディアで「発信」する方法は3つ(4つ)です。
【1、完全実名】 (ハンドルネームと実名が直結している場合含む。)
【2、アカウント名】 (ハンドルネームと実名が直結していない。)
【3、完全匿名】 (そもそもハンドルネームがない。擬似人格が存在しない。)
(4 真の意味で完全匿名 社会的にあかん。犯罪も。)
この視点から、日本のウェブがどう進化してきたか、そしてツイッターについて語ります。
黎明期はパソコン通信でしょう。この時代は1と2、まあほぼ1ですよね。
だから挨拶やおつきあいも重要、それが裏返ってクールな付き合い方も。
このころのサイトは本当に面白いものが多くて、見つけるとすごく楽しめます。
その一例です
大戦略ッカーの巣窟
次に移行期、インターネット普及期でもあります。
【参考】


バーチャルネットアイドル ちゆ12歳さま 内記事
◇教科書には載らない「1ch」の歴史◇
◇バトルウォッチャー・哭きの竜さんの12年◇
さて、ここで少しづつネットが普及するにつれて
「【1、完全実名】でのドツキ合いは、ハタから見るといい娯楽になってしまう。」ということが判明
(わかってたことですがw)
だからこそ、お互いの人間関係を重要にしつつ~という文化が育まれつつありました。黎明期の延長ですね。
「ネチケット」が大切だよと言われた時代でもあります。
※ ネチケット=ネット上のエチケットのこと。
しかし、そこに現れたのが、2ちゃんねるなんです。

【再度参考】
◇教科書には載らない「1ch」の歴史◇
ここであめぞう→2ちゃんねるの経緯とその後の1chをめぐるお話を追うことができます。
↑の論争で興味深いことは、登場人物のほぼ全員が
【1、完全実名】(ハンドルネームと実名が直結している場合含む。) ということですね。
匿名掲示板に関して喧々諤々の方々が、みなさんちゃんと名前を出して論争していたという事に
一種の皮肉めいたものを感じてしまいました。
この2ちゃんねる上でのコミュニケーションですが、
初期は4の意味での完全匿名、その後IPの保存により【3、完全匿名】に変化します。
今の2ちゃんねるではIDの存在する板としない板がありまして
それを考慮しますと正確には【2、アカウント】名~【3、完全匿名】なのですが、そのIDもIPを変えたり、
日付が変わればすぐ変化するので3に近く、数字で無理矢理表現するなら2.8程度でしょうか。
<2ちゃんねるの匿名性に関する実例>
どんなに横暴な主張をしてその場の人間から総叩きにされたとしても、
IPを変えることでID変えればもう別人、自分の過去発言を叩く側に回ることすら可能。
2ちゃんねるの凄まじいところはその徹底した無責任性です。
犯罪予告やらよほどの誹謗中傷、また犯罪そのものでも無い限り
まず責任を問われることがないので発言がとても楽なんですよ。
「こんなこと言うと嫌われるかな」 など全く考えなくていいんです。
そこにアカウント、つまりあなたの擬似人格はないわけですから。
人は楽でお手軽で無責任な方に流れます。 その結果、黎明期から続いていた
「ネチケット」 や 「お付き合い」 「礼儀」 を大切にしていた文化は主流を外れます。
また2ちゃんねるという場所に、集まったように見える匿名の集団による他への攻撃が行われます。
(個人サイトやブログの晒し、叩き、田代砲など)
しかし逆を考えると、自作自演でこうやって晒し、煽り、叩きを助長することで
注目されてアクセス数が伸びるという、もう何が何だかよくわからん方向もあったりするんです。
とはいえ、一般のサイト管理者にとって煽りや叩きは邪魔なものでしかありませんから
当然2ちゃんねるはどこか非常に嫌われる存在になります。
いまだに多い、対2ちゃんねるサイトの存在がそれを物語っているとも言えます。
2ちゃんねるに適応しにくい人の主張は以下のようなものがあります。
実はこのうち最初の二つは、私の実際に知ってる方から聞いた話なのですが
その方は私なんかよりよほどウェブやITに詳しく
パソ通時代からのユーザーで、人格的にも非常に素晴らしい方です。
■ノイズが多い
(構いたがりで釣り、煽りにすぐ引っかかってしまう。逆に言えばその方はとてもやさしいということです。)
■冷たい
(匿名のネガティブ面が強調された場所だから無理もない)
■誰が誰だかわからない
(ネット自体が極論すればそう。むしろ擬似的に誰が誰だかわかる気にさせている方が嫌という主張も)
三つ目はネットの持つ暗部のほとんどが実はここに由来するという気がしないでもありません。
2ちゃんねるではコテハンとして自分用の擬似人格を主張する方法もありますが
そしたら余計にボコられる始末。
おそらく最初のコテハンであるひろゆきでさえ、現れたらボコるのがお約束という無茶苦茶な世界なのです。
そのくせこの2ちゃんねるの即応性は非常に高く、地震速報など恐ろしい速さとなってしまいました。
さて。
・ニフティサーブ時代からの古参組で、【1、完全実名】による責任をもった付き合いがしたい
・ネット初心者で、罵り合いは怖いなど、ネガティブな要素を避けたい
・そもそもガキばっかでつまらん。
・他にも色々と。
理由は様々でしょうが、2ちゃんが面白くなかった、あるいは適応できなかった方々にとって
もうちょっと居心地がよくて、相手の顔が見えてる気になれて、嫌な相手に会わなくてすむ
嫌な文章を目にしなくて済む、それでいて即応性の高い「大きな場」が欲しかった。
(ブログやSNSではどうしても、この即応性で2ちゃんねるに大きく劣ります。)
→ ここに 「ばっこし」 はまったのが ツイッター 。

初期にネット古参組を狙ったマーケティングと、芸能人の起用で
「お洒落で上品なIT」というイメージの確立に成功して大流行。
・・・ところでツイッターの有名人と言えば広瀬香美さんです。彼女のフォロー数、12000超えてるんですよ。
これがどういうことかと申しますと。
彼女にフォローされてる方々が一時間に一回ずつ「ささやいた」とします。一時間は3600秒ですよね。
・・・・・・
一秒あたり、3.3人分の「ささやき」が、彼女のアカウントに流れ込んでる計算になります。
読めるかwwwwそんなもん追えるかwwwwwwwwwwww
ところで私は彼女のDearという曲(againじゃない方)がとても好きであれを聞くと昔好きだった女の子・・・・
・・・・・ますますどうでもいいですね。
こうして日本のウェブ界に流行を巻き起こしたツイッターですが。
中川淳一郎様より頂いたコメントに対し、
私の拙ないコメント返しと絡めながら、現状と、この先の予想などを。
元記事はこちらです。コメント欄参照です。
MMO的「Twitter」の遊び方~初心者発廃人行~(要約)
■ 「Twitter原理主義」 的な気味の悪さについて。
>でも、オレ、Twitter社の依頼は受けていませんよ。
>だってTwitterキライですもん。
>いや、Twitter自体はキライではないのですが、それを流行らせようと
>する人とか、鳩山総理に使わせようとする人とか、
>すごいよすごいよ!とイベントで礼賛しあう人とか、
>飲み会にきてもiPhone使ってつぶやいてばっかりの人とか、
>
>そういう「Twitter原理主義」みたいなのがキライなのですね。
>
>つーか、鳩山総理が2chに毎日スレ立てる方がよっぽど
>国民のメッセージは入るだろうし、ネットニュース毎日取り上げまくり!
>という状態にはなるわけですよ。(そうなればネット辞めるでしょうけど)
>確実にメッセージは伝わるし、政治と近くなると思う。
>そもそも、総理がカジュアルに「つぶやく」のは間違いだと思うし。
>
>で、今の時代に2chがオープンしたら彼らは多分「2chってすごいですよ!」
>と勧めていたんでしょうね。「新しい」というだけで礼賛されまくっている
>Twitter信者のはしゃぎっぷりが私にはどうにも不気味だったのです。
>
>そそれをけなしたらどうなるか? というテストがサイゾーの記事だったわけです。
>まぁ、「怒りの代理人」が沸くこと沸くこと! Twitter社から
>クレーム受けるのなら分かるけど、別にオレ、お前のことけなしても
>いないし、「お前のカーチャンデベソ」とも言ってないのになぁ、とあの頃は
>毎日いじけていました。インターネットは怖いですね。
>
>http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062821273/
>にそこらへんはかなり詳しく書きましたぜ、という単なる
>宣伝スパムコメントでありました。
「Twitter原理主義」、「怒りの代理人」と評された方々は、やっとできた自分たちの世界が
また匿名文化に潰されるのを極端に恐れておられるのだと思います。
理由は以下の二つ。
一つ目 完全なイデオロギーとしてだろうけどこちらは少数、
二つ目 ブログなどと同じで広い意味での「金の匂いがする」から。
擬似人格の通用しない2ちゃんねるからは「金の匂い」がしない。
なのでこの展開↓はたぶんないのでは?と思うのです。「金の匂い」がしないものを礼賛するかなと。
>で、今の時代に2chがオープンしたら彼らは多分「2chってすごいですよ!」
>と勧めていたんでしょうね。「新しい」というだけで礼賛されまくっている
>Twitter信者のはしゃぎっぷりが私にはどうにも不気味だったのです。
■ 私が中川淳一郎様の煽りについて書いた部分について。
記事中の私の文章ですが、
>こんな展開、中川淳一郎さんの本音がどこにあるかは予想もつきませんが。
>(むしろTwitterから煽り依頼を受けてる可能性さえ想像してみたり。)
私がこんな文章を書いているのは、実名の殴り合いが人を集めることなど
中川淳一郎氏にとってはお見透しであろうと推測したためです。
【参考】
◇バトルウォッチャー・哭きの竜さんの12年◇
プロレス的に言うなら、ツイッターに絡んできた今話題になってる中川淳一郎氏というヒールを
ツイッターユーザーのベビーフェイスが叩くことで、まずはネットでの注目を集め
ひいてはツイッターの価値を上昇させるという筋書きか?と。
結論として私の読みはさすがに陰謀論に過ぎたようでしたが。
■ この先は?
>サイゾーの補足ですが、自分があんなバカなことをやったのは、
>
>・キャズムを超えればバカが参入して大暴れすることも可能であることを共有したかった
>
>点にあります。
>現に今、鳩山総理に罵倒ダイレクトメッセージを送るためだけに
>捨て垢取っているヤツ出てきていますしね…。
>http://twitter.com/#search?q=%40hatoyamayukio
>
>今までの日本語圏のTwitterはまともで頭の良い上品な人による小規模な世界。
>それが一般的なツールになったら、その時こそ
>「Twitterはバカと暇人のもの」に進化するわけです。
>
>で、その時こそ
>>この前ビール5リットル飲んで完全に酔っ払った状態で
>>捨てアカ取ってツイッターに卑猥なことを書き続け、
>>有名ツイッターユーザーに返信しまくりました。ちょっと書くだけで、
>>海外のエロスパムツイッターユーザーがバシバシオレをフォローしてくれて面白かった。
>
>な痛い人々が続々と大暴れするわけですね。
キャズムを超えたことでツイッターは衰退する?
→しないと思います。ツイッターのシステムが「見たくない人を見ずに済むのがデフォルト」である以上、
キャズムを超えたことによる価値低下はそれほど大きくない。
(まともで頭の良い上品な人は、まともで頭の良い上品な人同士で固まっていられる)
<ここから追記>
後に、ツイッターでもキャズムの影響は大きいと考えるようになりました。
くわしくはこちらに。
Twitterのキャズム。こりゃ大変だ。
http://animecut.blog89.fc2.com/blog-entry-98.html
<ここまで追記>
鳩山総理が罵倒ダイレクトメッセージを読むわけがない
(一国の首相にそんなとんでもない数の投稿を読む時間があったら怖いwwww)
むしろ、適当なDMを利用して宣伝営業的に使う意図だろうと。(現状の有名人と同じですね。)
また、私もツイッターでは卑猥なことやエログロ不謹慎ネタを、壊れた水洗便所のように垂れ流してるのですが
そのネタに乗ったり、あまつさえ「わろた」と褒めてくれる人までいらっしゃいます。
類友状態ですね。これをクラスタ化と言うのでしょう。
○ 見たくない情報のシャットアウトが簡単(むしろこちらがデフォルト)で、見たい相手の情報だけを流せる。
○ その中毒モデルはMMOの中毒モデルとよく似ている。
詳細は拙ブログの記事ですが→2ちゃんとブログとTwitter
以上2つの理由より、もし今後もっとユーザーが増えてツイッターがバカと暇人のものになったとしても、
インフラと資金が回る限りツイッターもそれなりの規模で存続し続けるのではないでしょうか?
ただし、実名ユーザーは有名人他ごく一部の営業、他にはクローズされた世界のみになり
ほとんどが匿名ユーザーになると思います。
2ちゃんねるが一期一会のクラシックなBarだとしたら、常連の集うスナック的存在として。
商売としてこれがどんな収益形態を取るのか私にはわからず、そこでミスしたら撤退もあるかもしれませんが。
以上、本当に素人の 「たわごと」 です。乱文だと思います。なにせ編集がヘタクソでorz
ここまで読んでくださった皆様に、感謝いたします。
そしてコメントを下さって、恐らくこの記事も読んでくださったであろう中川淳一郎様に御礼申し上げます。
私の話に付き合っていただき、本当に、ありがとうございました。
最後に、日頃私がツイッターでささやいてる中で、赤ふぁぼ(ご好評)を頂いた発言をひとつ。

・・・・・・・明日はどっちだ。
20100108
それはさておき!
タイトルの 「バカな暇人」 というのは私の初期のHN(ハンドルネーム)でした。
ただ、これであちこちのブログにコメントした際、
「バカな暇人」をどう呼んだものか苦慮されてる管理人さんの苦悩が浮かんできまして、こりゃあかんなと。
そんなわけで現状のHN、 「がたがた」 に変更した次第でございます。
さて、この 「バカな暇人」 ですが、私の大好きなこの本から拝借させていただきました。
「ウェブはバカと暇人のもの」 中川淳一郎著 (光文社新書)

そしたら作者さんご本人を名乗る方が釣れるわ、
しかも身元不明で提灯記事書くハメになるわ
記事にはツイッターも絡んでて、熱のこもったコメントをいただくわ・・・・という展開になりまして。
提灯記事はこちら。
釣って釣られて釣られて釣って【ウェブはバカと暇人のもの】※新書
こんなコメントいただけたら嬉しくて仕方がないので
私のような素人ですが日本のネットに関しての暴論吐きます。
証拠も証言もへったくれもない暴論です。n=1です。先にお詫びしておきます。(たいろっ★かくほっ)
先に結論を。ツイッターは今後も現状程度から拡大傾向で続くと思います。以下本文です。
日本のネットメディアで「発信」する方法は3つ(4つ)です。
【1、完全実名】 (ハンドルネームと実名が直結している場合含む。)
【2、アカウント名】 (ハンドルネームと実名が直結していない。)
【3、完全匿名】 (そもそもハンドルネームがない。擬似人格が存在しない。)
(4 真の意味で完全匿名 社会的にあかん。犯罪も。)
この視点から、日本のウェブがどう進化してきたか、そしてツイッターについて語ります。
黎明期はパソコン通信でしょう。この時代は1と2、まあほぼ1ですよね。
だから挨拶やおつきあいも重要、それが裏返ってクールな付き合い方も。
このころのサイトは本当に面白いものが多くて、見つけるとすごく楽しめます。
その一例です
大戦略ッカーの巣窟
次に移行期、インターネット普及期でもあります。
【参考】


バーチャルネットアイドル ちゆ12歳さま 内記事
◇教科書には載らない「1ch」の歴史◇
◇バトルウォッチャー・哭きの竜さんの12年◇
さて、ここで少しづつネットが普及するにつれて
「【1、完全実名】でのドツキ合いは、ハタから見るといい娯楽になってしまう。」ということが判明
(わかってたことですがw)
だからこそ、お互いの人間関係を重要にしつつ~という文化が育まれつつありました。黎明期の延長ですね。
「ネチケット」が大切だよと言われた時代でもあります。
※ ネチケット=ネット上のエチケットのこと。
しかし、そこに現れたのが、2ちゃんねるなんです。

【再度参考】
◇教科書には載らない「1ch」の歴史◇
ここであめぞう→2ちゃんねるの経緯とその後の1chをめぐるお話を追うことができます。
↑の論争で興味深いことは、登場人物のほぼ全員が
【1、完全実名】(ハンドルネームと実名が直結している場合含む。) ということですね。
匿名掲示板に関して喧々諤々の方々が、みなさんちゃんと名前を出して論争していたという事に
一種の皮肉めいたものを感じてしまいました。
この2ちゃんねる上でのコミュニケーションですが、
初期は4の意味での完全匿名、その後IPの保存により【3、完全匿名】に変化します。
今の2ちゃんねるではIDの存在する板としない板がありまして
それを考慮しますと正確には【2、アカウント】名~【3、完全匿名】なのですが、そのIDもIPを変えたり、
日付が変わればすぐ変化するので3に近く、数字で無理矢理表現するなら2.8程度でしょうか。
<2ちゃんねるの匿名性に関する実例>
どんなに横暴な主張をしてその場の人間から総叩きにされたとしても、
IPを変えることでID変えればもう別人、自分の過去発言を叩く側に回ることすら可能。
2ちゃんねるの凄まじいところはその徹底した無責任性です。
犯罪予告やらよほどの誹謗中傷、また犯罪そのものでも無い限り
まず責任を問われることがないので発言がとても楽なんですよ。
「こんなこと言うと嫌われるかな」 など全く考えなくていいんです。
そこにアカウント、つまりあなたの擬似人格はないわけですから。
人は楽でお手軽で無責任な方に流れます。 その結果、黎明期から続いていた
「ネチケット」 や 「お付き合い」 「礼儀」 を大切にしていた文化は主流を外れます。
また2ちゃんねるという場所に、集まったように見える匿名の集団による他への攻撃が行われます。
(個人サイトやブログの晒し、叩き、田代砲など)
しかし逆を考えると、自作自演でこうやって晒し、煽り、叩きを助長することで
注目されてアクセス数が伸びるという、もう何が何だかよくわからん方向もあったりするんです。
とはいえ、一般のサイト管理者にとって煽りや叩きは邪魔なものでしかありませんから
当然2ちゃんねるはどこか非常に嫌われる存在になります。
いまだに多い、対2ちゃんねるサイトの存在がそれを物語っているとも言えます。
2ちゃんねるに適応しにくい人の主張は以下のようなものがあります。
実はこのうち最初の二つは、私の実際に知ってる方から聞いた話なのですが
その方は私なんかよりよほどウェブやITに詳しく
パソ通時代からのユーザーで、人格的にも非常に素晴らしい方です。
■ノイズが多い
(構いたがりで釣り、煽りにすぐ引っかかってしまう。逆に言えばその方はとてもやさしいということです。)
■冷たい
(匿名のネガティブ面が強調された場所だから無理もない)
■誰が誰だかわからない
(ネット自体が極論すればそう。むしろ擬似的に誰が誰だかわかる気にさせている方が嫌という主張も)
三つ目はネットの持つ暗部のほとんどが実はここに由来するという気がしないでもありません。
2ちゃんねるではコテハンとして自分用の擬似人格を主張する方法もありますが
そしたら余計にボコられる始末。
おそらく最初のコテハンであるひろゆきでさえ、現れたらボコるのがお約束という無茶苦茶な世界なのです。
そのくせこの2ちゃんねるの即応性は非常に高く、地震速報など恐ろしい速さとなってしまいました。
さて。
・ニフティサーブ時代からの古参組で、【1、完全実名】による責任をもった付き合いがしたい
・ネット初心者で、罵り合いは怖いなど、ネガティブな要素を避けたい
・そもそもガキばっかでつまらん。
・他にも色々と。
理由は様々でしょうが、2ちゃんが面白くなかった、あるいは適応できなかった方々にとって
もうちょっと居心地がよくて、相手の顔が見えてる気になれて、嫌な相手に会わなくてすむ
嫌な文章を目にしなくて済む、それでいて即応性の高い「大きな場」が欲しかった。
(ブログやSNSではどうしても、この即応性で2ちゃんねるに大きく劣ります。)
→ ここに 「ばっこし」 はまったのが ツイッター 。

初期にネット古参組を狙ったマーケティングと、芸能人の起用で
「お洒落で上品なIT」というイメージの確立に成功して大流行。
・・・ところでツイッターの有名人と言えば広瀬香美さんです。彼女のフォロー数、12000超えてるんですよ。
これがどういうことかと申しますと。
彼女にフォローされてる方々が一時間に一回ずつ「ささやいた」とします。一時間は3600秒ですよね。
・・・・・・
一秒あたり、3.3人分の「ささやき」が、彼女のアカウントに流れ込んでる計算になります。
読めるかwwwwそんなもん追えるかwwwwwwwwwwww
ところで私は彼女のDearという曲(againじゃない方)がとても好きであれを聞くと昔好きだった女の子・・・・
・・・・・ますますどうでもいいですね。
こうして日本のウェブ界に流行を巻き起こしたツイッターですが。
中川淳一郎様より頂いたコメントに対し、
私の拙ないコメント返しと絡めながら、現状と、この先の予想などを。
元記事はこちらです。コメント欄参照です。
MMO的「Twitter」の遊び方~初心者発廃人行~(要約)
■ 「Twitter原理主義」 的な気味の悪さについて。
>でも、オレ、Twitter社の依頼は受けていませんよ。
>だってTwitterキライですもん。
>いや、Twitter自体はキライではないのですが、それを流行らせようと
>する人とか、鳩山総理に使わせようとする人とか、
>すごいよすごいよ!とイベントで礼賛しあう人とか、
>飲み会にきてもiPhone使ってつぶやいてばっかりの人とか、
>
>そういう「Twitter原理主義」みたいなのがキライなのですね。
>
>つーか、鳩山総理が2chに毎日スレ立てる方がよっぽど
>国民のメッセージは入るだろうし、ネットニュース毎日取り上げまくり!
>という状態にはなるわけですよ。(そうなればネット辞めるでしょうけど)
>確実にメッセージは伝わるし、政治と近くなると思う。
>そもそも、総理がカジュアルに「つぶやく」のは間違いだと思うし。
>
>で、今の時代に2chがオープンしたら彼らは多分「2chってすごいですよ!」
>と勧めていたんでしょうね。「新しい」というだけで礼賛されまくっている
>Twitter信者のはしゃぎっぷりが私にはどうにも不気味だったのです。
>
>そそれをけなしたらどうなるか? というテストがサイゾーの記事だったわけです。
>まぁ、「怒りの代理人」が沸くこと沸くこと! Twitter社から
>クレーム受けるのなら分かるけど、別にオレ、お前のことけなしても
>いないし、「お前のカーチャンデベソ」とも言ってないのになぁ、とあの頃は
>毎日いじけていました。インターネットは怖いですね。
>
>http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4062821273/
>にそこらへんはかなり詳しく書きましたぜ、という単なる
>宣伝スパムコメントでありました。
「Twitter原理主義」、「怒りの代理人」と評された方々は、やっとできた自分たちの世界が
また匿名文化に潰されるのを極端に恐れておられるのだと思います。
理由は以下の二つ。
一つ目 完全なイデオロギーとしてだろうけどこちらは少数、
二つ目 ブログなどと同じで広い意味での「金の匂いがする」から。
擬似人格の通用しない2ちゃんねるからは「金の匂い」がしない。
なのでこの展開↓はたぶんないのでは?と思うのです。「金の匂い」がしないものを礼賛するかなと。
>で、今の時代に2chがオープンしたら彼らは多分「2chってすごいですよ!」
>と勧めていたんでしょうね。「新しい」というだけで礼賛されまくっている
>Twitter信者のはしゃぎっぷりが私にはどうにも不気味だったのです。
■ 私が中川淳一郎様の煽りについて書いた部分について。
記事中の私の文章ですが、
>こんな展開、中川淳一郎さんの本音がどこにあるかは予想もつきませんが。
>(むしろTwitterから煽り依頼を受けてる可能性さえ想像してみたり。)
私がこんな文章を書いているのは、実名の殴り合いが人を集めることなど
中川淳一郎氏にとってはお見透しであろうと推測したためです。
【参考】
◇バトルウォッチャー・哭きの竜さんの12年◇
プロレス的に言うなら、ツイッターに絡んできた今話題になってる中川淳一郎氏というヒールを
ツイッターユーザーのベビーフェイスが叩くことで、まずはネットでの注目を集め
ひいてはツイッターの価値を上昇させるという筋書きか?と。
結論として私の読みはさすがに陰謀論に過ぎたようでしたが。
■ この先は?
>サイゾーの補足ですが、自分があんなバカなことをやったのは、
>
>・キャズムを超えればバカが参入して大暴れすることも可能であることを共有したかった
>
>点にあります。
>現に今、鳩山総理に罵倒ダイレクトメッセージを送るためだけに
>捨て垢取っているヤツ出てきていますしね…。
>http://twitter.com/#search?q=%40hatoyamayukio
>
>今までの日本語圏のTwitterはまともで頭の良い上品な人による小規模な世界。
>それが一般的なツールになったら、その時こそ
>「Twitterはバカと暇人のもの」に進化するわけです。
>
>で、その時こそ
>>この前ビール5リットル飲んで完全に酔っ払った状態で
>>捨てアカ取ってツイッターに卑猥なことを書き続け、
>>有名ツイッターユーザーに返信しまくりました。ちょっと書くだけで、
>>海外のエロスパムツイッターユーザーがバシバシオレをフォローしてくれて面白かった。
>
>な痛い人々が続々と大暴れするわけですね。
キャズムを超えたことでツイッターは衰退する?
→しないと思います。ツイッターのシステムが「見たくない人を見ずに済むのがデフォルト」である以上、
キャズムを超えたことによる価値低下はそれほど大きくない。
(まともで頭の良い上品な人は、まともで頭の良い上品な人同士で固まっていられる)
<ここから追記>
後に、ツイッターでもキャズムの影響は大きいと考えるようになりました。
くわしくはこちらに。
Twitterのキャズム。こりゃ大変だ。
http://animecut.blog89.fc2.com/blog-entry-98.html
<ここまで追記>
鳩山総理が罵倒ダイレクトメッセージを読むわけがない
(一国の首相にそんなとんでもない数の投稿を読む時間があったら怖いwwww)
むしろ、適当なDMを利用して宣伝営業的に使う意図だろうと。(現状の有名人と同じですね。)
また、私もツイッターでは卑猥なことやエログロ不謹慎ネタを、壊れた水洗便所のように垂れ流してるのですが
そのネタに乗ったり、あまつさえ「わろた」と褒めてくれる人までいらっしゃいます。
類友状態ですね。これをクラスタ化と言うのでしょう。
○ 見たくない情報のシャットアウトが簡単(むしろこちらがデフォルト)で、見たい相手の情報だけを流せる。
○ その中毒モデルはMMOの中毒モデルとよく似ている。
詳細は拙ブログの記事ですが→2ちゃんとブログとTwitter
以上2つの理由より、もし今後もっとユーザーが増えてツイッターがバカと暇人のものになったとしても、
インフラと資金が回る限りツイッターもそれなりの規模で存続し続けるのではないでしょうか?
ただし、実名ユーザーは有名人他ごく一部の営業、他にはクローズされた世界のみになり
ほとんどが匿名ユーザーになると思います。
2ちゃんねるが一期一会のクラシックなBarだとしたら、常連の集うスナック的存在として。
商売としてこれがどんな収益形態を取るのか私にはわからず、そこでミスしたら撤退もあるかもしれませんが。
以上、本当に素人の 「たわごと」 です。乱文だと思います。なにせ編集がヘタクソでorz
ここまで読んでくださった皆様に、感謝いたします。
そしてコメントを下さって、恐らくこの記事も読んでくださったであろう中川淳一郎様に御礼申し上げます。
私の話に付き合っていただき、本当に、ありがとうございました。
最後に、日頃私がツイッターでささやいてる中で、赤ふぁぼ(ご好評)を頂いた発言をひとつ。

・・・・・・・明日はどっちだ。
20100108
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