よーできたSFです 【プラネテス】

【タイトル】
プラネテス

【どこで切る？】
４話あたりが最初の切りどころです。
ここまででストレスを大きく感じた人には向きません。
ただしヒロインのうざさだけは、徐々に改善します。

次の切りどころが１２～１４話あたりでしょうか。
以降テーマが複雑化し、メッセージ性が強くなり、鬱展開が増えます。
テーマがテーマですので、ストレスに耐えて見たところで
それに値するだけのカタルシスが誰でも得られるとは限りません。
逆に言えば、そのテーマ、メッセージに一定の理解を示せる人には、まさに「大好物」となるでしょう。

【期間】
１期２クール

【その他色々】
宇宙のゴミ拾い産業デブリ屋の話かと思いきや、中盤以降はまっとうな宇宙開発モノに。
しかし前半の方が好きという人も多いのでは？

前半は誰でも楽しめる近未来娯楽SF、人間ドラマ、ショムニ。
中盤以降は政治、宇宙開発、哲学、宗教？
どうでもいいですが、最後のあたりにカイジの名シーン「押せっ・・・・」を髣髴とさせる場面があります。

内容が内容だけに好き嫌いはあるだろうけど、その意味でも「名作」です。




ところで、ＳＦでもリアル志向の宇宙開発モノってさらに難しそうですね。
この作品、「リアル宇宙モノ」としてはかなり大多数に受け入れられる作品だと思うのですが、
なにせ「リアル宇宙モノ」にアレルギーを示す人が多そうなので、こんな表現になってしまいました。
ガンダムシリーズぐらいぶっ飛べば、逆に受け入れの幅が広がるのですけどね。
ガンダムには「戦争」という「化学調味料」もふんだんに使われていますが。