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ラピュタ発ヤマト行。【ふしぎの海のナディア】 

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nadelia8.jpg【タイトル】
ふしぎの海のナディア


【どこで切る?】
4話



【期間】
1年間放送されてはいますが
39話の実質3クールです。

他に完全オリジナルの続編となる
劇場版がありますが
今回の記事では触れません。


【その他色々】
えーと。
この方なんですけど。庵野秀明さん。
anno5.gif

エヴァンゲリオン作った人ですね。
この写真を用いて簡単に作品を説明します。


   
ganeva1.gif

yamanadei1.gif


                      以上です。




                ・・・・・・ごめんしあ><。


実際のところ、ヤマトと聞いて冒頭を見られた方は驚かれると思います。

最初の方はヤマトなんて欠片もなく、むしろラピュタですので。

このあたりの経緯は企画段階から色々とあるのですが、

それはWikipediaでも解説されているのでそちらを参照いただくとして。(→




この物語は3部作です。

  1~22  ラピュタ型 『冒険活劇編』
 23~34  伝説の作画崩壊を含む 『島編』
 35~39  『ヤマト編』 

そう、ヤマト成分は終盤たったの5話しかありません。

それでも私はヤマトだと言い切ります。その理由ですが。


 ※こちらの記事(→)で使わせて頂いた、匿名のヤマトレビューより抜粋


>作り手の迷いに視聴者を付き合わせておいて悪びれもしないアニメが多い中、
>職人芸的に一途なヤマトの作劇は、今こそ再認識されてもよいのではないか。



・・・・・・このナディアにおいて悪い意味で伝説となった 『島編』 なのですが

『島編』 がああなった理由の一つに、マンパワーを終盤の5話に振り向けるための

 犠牲 という側面があったらしく。

あの部分だけは今で言う 「低予算アニメ」 であり。

つまりなるべく資本的、人的コストをかけずにネタ一本勝負だけで

なんとか視聴者を楽しませようとした結果が 『島編』 なんです。



この 『島編』 において苦渋の思いをして作られた余剰資本は

その全てが終盤の5話に惜しむことなく注ぎ込まれており。

綴られた壮大な物語は、ガンダムやエヴァのような投げっぱなしでなく、

心地よい余韻を残してしっかりと終わります。




それは職人芸的に一途なヤマトと同じなんです。

だからお洒落でセンスのいいラピュタでなく、どこまでも無骨で一途なヤマトなのです。




切りどころですが。DVDの一枚目がちょうどノーチラス号の登場する4話までなので、そこで。

ただ、この作品は、基本的に面白くなる一方ですので

「苦痛」 や 「嫌悪感」 を抱かない限りは見続けても裏切られないでしょう。

また、22話まで楽しめたなら23話以降の 『島編』 も、低予算アニメと割り切って見てほしいなと。

そして最後の5話。 職人芸的に無骨に一途に作られた作品の結末を是非見ていただきたいと思うのです。



ナディアについて語るならこのオープニングに触れないわけにはいかない、名曲の名アレンジです。

ふしぎの海の ナディア OP 高画質 テスト版 On2VP6

http://www.nicovideo.jp/watch/sm136925



他にナディアとヤマトとアイドルマスターとか。

これらの動画はナディアを一度見た人向けですね。

 

 



<蛇足>

○ナディアの2年前に 「沈黙の艦隊」 の連載が始まってるんですよね。
 潜水艦バトルってネタ自体、当時はワクワクしたものです。

「そんな最後ばっかり盛り上がるって言ったって結局大したことないでしょ?」
 とある科学の超電磁砲ってあるじゃないですか。(→
 美琴と黒子の最後の展開熱かったですよね、面白かったですよね。
 あれの遥かに上を行く盛り上がりです。
 私が 「熱いシーン」 を繰り返し見た回数の比較では軽く10倍超えてます。

○ガイナックス、エヴァの劇場版終わったらもう一度NHKと組んでリメイクしてくんねーかなあ。
 こんなに科学と技術と希望と、他なにもかもが詰まった作品ってそうそうありませんので。
 ディズニーにリメイクされてる場合じゃねーだろと。あ、主題歌はそのままで。

○私の中では小学校高学年ぐらいの男の子に見て欲しいアニメのトップなんですけどね、これ。
 理系的意味で。でも今の子達には面白くないかなあ。そのためにもNHKはリメイク(ry

○スチームパンクという世界観でも、日本のアニメ作品における草分け的存在ですね。
 この世界観についてはまたそのうち記事にしたいなーなんて思ってます。



【参考URL】

ふしぎの海のナディア:Wikipedia →
↑Wikipediaが、いつものようなデータの羅列のクソ記事でなく、
珍しくもすばらしい記事になっています。
当時の逸話だとか、ディズニーのネタまでも。


庵野秀明:Wikipedia →





     最後に。アニメレビューの記事はこれで50個目でして。

     零細ブログではございますが記念ということで、今更ながら名作に触れた次第です。

     またぼちぼちやっていきますので、暇なときにでもお付き合いいただけたら嬉しいです。

     ・・・・・・それにしても100なんて遠すぎて見えないよママン(´;ω;`)


べっ、別に(ry
くぎゅううううううううう


20100522

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テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

tag : アニメアニメレビューふしぎの海のナディア庵野秀明名作宇宙戦艦ヤマトスチームパンク天空の城ラピュタガイナックス

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非公開コメント

No title

なるほど・・・最終5話のために・・・
長い間疑問になってた事がわかりました。

某ジャンプ漫画的にいえば、

ヒプホ「島編との落差・・・つまり・・・どういうことだってばよ!?」

がたがた「島編は犠牲になったのだ・・・犠牲の犠牲にな・・・」



っていう感じです。
裏事情って結構面白いもんですよねー

No title

自分とこの記事や作品数、数えてないや(笑)。

切りにくいですよね、これ。私も大好きな作品です。

 島編を擁護すると、あれは最初期のエピソードに時間も金を取られてしまったのが痛かったです。一般的な会社でいうところの、工程管理と金銭管理、そして品質管理に問題があったんですね。割を食った島編ではありますが、あの11話分の経験がナディアを人間的に成長させて、同時にジャンが成長するお話であり、互いに自分が何者かというルーツ探しの結論が、遺跡の石碑の前での誕生日になる。絵がひどかったにせよ、物語的にはオチがついてますので。

 子供たちだけで冒険するというコンセプトそのものは、NHK側から提出されたアイデアで、仕方なかった部分も含め、実は「ガイナックス」という会社が自分たちの好きにやってた町工場から、一つ成長して会社になるために必要だった手続きだったと、今にしてみれば思うんです。エヴァがあるのも、これのおかげ。まあエヴァでも品質と工程管理は下手くそでしたけど。

そんな二つの意味で、私は島編を捉えています。

No title

> ヒップホッピー さま

そうですねー。
まーそのWikipediaや他の関連サイトなど巡っても実はいろいろな話があるのですが
私はこの説で行きたいなーと思うわけでして。

今回は内容が島編にかぶっているので、ちょっと変則的なお返事になることをお詫びしつつ。

> 波のまにまに☆さま

島編を解説いただき、ありがとうございます。
私自身は一発ネタ系エンタメと感じる部分が多く、いや実は島編好きなんですよ。
ただ、あの部分だけは初めて見る方のハードルを上げちゃ絶対にダメな部分だと思ってますので
私のスタンスとして一般的な評価に終始した次第です。

ただすごいなーって思うのは「ちゃんと終わらせたこと」なんです。
もちろん乱造されている最近の事情もあるのですが、
切られないように、切られないように、重要なことなんですけどね。

結果投げっぱなしのストーリーもあり、でもそれも致し方のないことなのですが。
島編である程度切られる、批判を浴びることを覚悟してでも最後の5話に比重をおいて
しっかり物語を終わらせた、そのスタンスを賞賛したくて。こんな記事になってしまいました。

文章が下手で悔しいなあ。

ヒップホッピー さま、波のまにまに☆さま、コメント頂き、ありがとうございましたっ。

ナディアとヤマト

エンターテイメント性としては最後のバトルは素晴らしかったとは思いますが
ヤマトかどうかは見る人のどこに重きを置くかで変わってくるのだと思います。

私はむしろナディアという一つの作品のシナリオとしては島編の方こそが重要で、守ってくれる大人がいない子供たちだけの共同生活である島編があった事で、ナディアたちの中の精神的な変化があったわけなので、むしろシナリオとしては最後の宇宙戦艦の必要性と聞かれれば、「監督の趣味です」としか言いようがないと思います。(趣味だからこそ最高にダイナミックで美しい物が生まれたと思います)

最後の締めを飾るのにヤマトというサプライズを使ったドンパチは最高に華々しい終わり方だと思います。ただその短い華々しい部分を抜き取って島編が妥協の産物にような扱いを受けるには私はやはり抵抗があります。
エヴァなんかも、わざわざ町の中で迎え撃つ戦闘を見てるとウルトラマンだと思うのですが、その設定が必要かどうかと言われると、そこは全体の中でニヤリとするオマケに過ぎないと思うのですよ。確かにそこは見ていて面白い所ですが、それが評価のメインになると、作品としてただのパクりという事でしかなくなってしまうと思うのです。

時にラピュタヤマトガンダムイデオンウルトラマンとかリスペクトをイメージさせる部分はあっても、それは監督の趣味の良い悪ノリであって、大筋としてもナディアはナディア、エヴァはエヴァという一つの作品として楽しめると私は思っています。

また原作も好きな者としては海底二万マイルだけでなく、神秘の島の成分が入ってたのは嬉しかったと思っています。

No title

> ナスカさま

はじめましてー。ツイッターからおこし頂いたんですかね?

うはwwww熱のこもった長文ktkrwwwwwwどうもありがとうございます。

で、内容を拝見させていただくに、「そっすね」としか言えない・・・・。

本当に申し訳ないのですが
「私はこう思う」「私はこう思う」→議論

ネット上でこれを行って、幸せな結論になったことをあまり知らないんですよ。
あ、あるとしたらそれまでの積み重ねが分厚い場合ですが、それでも厳しい。

なので、私は私の考えを言う、ナスカさまにコメントでまた別の評価をいただく。

ここで終わっちゃうんですよね。

後はここでそれを読んでいただいた方がどう思われるか、かなあ。

まーその私自身のブログの根本が
「その作品を見たことがない人にどうやって興味を持って見てもらうか」ですので
先鋭化しないように、思い入れを込めすぎないように、とは思ってたりします。

時々この根本が都合よく変化するのは仕様です。

熱のこもったコメントに対してせめて分量だけでもと思いつつ。でも足りない。(´;ω;`)ブワッ

コメント頂き、ありがとうございましたー!。よかったらまた遊びに来ていただけたら嬉しいです。

No title

NHKの長年の食わず嫌いアニメ「未来少年コナン」を今手に汗握りながら見ているので、それが終わったらナディアにかかりたいと思います。

……ケーブル局が放映してくれたらですが。

No title

あー、懐かしいなぁ。
OP曲は大好きで今でもソラで歌えるんですが…
なんと私はナディアを見ていないんですよね^^;

なぜ当時、見ていなかったのかは不明。
アニメ雑誌を見てイコリーナさん可愛いよね!とか言ってた記憶だけあるorz

No title

おお、『ナディア』ですか!
私は2004年の再放送の時に観ておりましたが、今になって観返してみると、元ネタが分かったり、色々とニヤリとさせられる演出やら設定やらメカデザインやらの多いことで・・・。
自分の中での雰囲気としては『ラピュタ』というよりも『未来少年コナン』っぽいという感じがしておりました。企画としては『ラピュタ』に近いんですがねぇ・・・。
【島編】をリテイクしてもう一度やって欲しいなぁ、とも思いますが、まずやらないでしょうね(笑)。
しかしNHKとGAINAXというのも凄い組み合わせですなぁ・・・。


『エヴァ』は『ガンダム』やない、『ウルトラマン』や!
・・・失礼。

No title

> ポール・ブリッツさま
ケーブルが放送してくれることを祈るッ!!

とはいえ、実はわたしもコナンの記憶があやふやなんですよね。

>NHKの長年の食わず嫌いアニメ
この気持ちがわかりすぎて生きるのが辛いです。

コメントいただき、ありがとうございましたっ!


> リードマンさま
NHKだし長いし、見てなかったってのもなんとなくわかる気がします。
それでもオープニングが全て歌えるって、逆説的にすばらしいOPだという証拠になりそうな。
なんだろう、一日4話ぐらい、ちょうどDVD一枚づつぐらい見るのに、いい作品だと思います。
エヴァみたいにわかりにくくないので、気合入れて一気見する必要はないんですよね。
そんなわけでよかったらどーぞ。

コメント、ありがとうございましたー!



> ぴよ さま

くぅ・・・・・・・ コナン⇔ラピュタ 、 ウルトラマン⇔ガンダム

くっそおおおおおおおおおお!!! いや、知ってる、知ってたんですよ(棒

でもね、でもねっ!どっちかと言えば・・・・・。  

・・・・・それにしても、記事で私の主観でぶった切った結果のコメント欄

ここのおかげで私の一方的な記事のバランスが取れて、

考えてるうちにとんでもなくありがたいことだと気付きました。

コメント、ありがとうございました!!

 プロフィール

がたがた

Author:がたがた
ぬるめのアニヲタ。

元々は映画ばっか見てた
いい年こいたおっさん。

「最近アニメ盛り上がってるし
 何か見てみようかな」

   (゚∀。)

うっかりそのままアニメにはまる。
今では立派に釘宮病。

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