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ジブリについて妄言を吐く 【宮崎駿監督】 

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payao1.gif この記事は丸ごと完全に私の公開妄想オナニーです。
 ジブリファン、またアニメファン、声優ファン
 またその業界におられるみなさまに対して
 不快な思いをさせる可能性を先にお詫びしておきます。



今回の非存在青少年ネタでどうにも気になるジブリの動向、

つまり宮崎駿のことについて考えていた。

この人なんだかわかんねえなあって印象が強くて。

結論。宮崎駿は大人で徹底した現実主義者で、

金の稼ぎ方を知ってる自分に業界が追従してこないことに

いらついてんじゃねーのかなと。


   
そりゃ私のような努力を放棄した凡人に天才の考えることがわかるわけはないのだけれど、

それにしてもこの人があまりにわからないので、ポニョ見て以来ずっと考えてた。


手塚治虫は この記事 でも書いたように変態で狂人で天才。

藤子・F・不二雄はどこまでも善人な学校の先生。

藤子 不二雄Aはすばらしき俗人。庵野秀明は才能溢れたアニヲタ。

なんとなく巨匠にはそれぞれのイメージが沸くのだけど、宮崎駿に対してはそれがない。

ヲタであり、エンターティナーであり、哲学者っぽくもあり、文学者のようでもあり、

活動家の気配もするのに狂人の匂いがしない。これが不思議だった。



現在の彼の立場は非常に異質で。

一般的評価は日本アニメ界を代表する監督であり、日本を代表する映画監督の一人でさえある。

しかしアニメファン、私のようなぬるアニヲタから見れば

彼の作品が日本のアニメ、ジャパニメーションを代表しているとは考えにくいのが定石ではないだろうか。

ジブリアニメだけは、アニメ界の離れ小島にいて孤高を保っている印象が強いのだ。

ドラえもんも、攻殻機動隊も、サザエさんですら 「こちら側」 なのだけれど、

ジブリだけは 「あちら側」 に見えるのである。



ではジブリとして、ジャパニメーションから独立し

映画として好きなものを作ればそれでいいような気もするのだけれど、彼はそれだと満足しないようなのだ。

日本アニメ界に対する警鐘を鳴らし続けている。



で、最初の結論に戻るのだけれど。

彼は日本のアニメーション業界に人生を捧げるつもりなのだと思う。

日本の言葉で、日本の風習で綴られるアニメーションに。

だから自分含めてアニメ業界に携わる人には、幸せになってほしかった。安直に言えば地位と名声と金である。

これが得たい場合、方法はひとつである。メジャーになるしかない。

アニメ産業が映画産業、テレビ産業のニッチを埋める存在の間はメジャーになれるわけがないのだ。



他の巨匠と比較してみると、彼の作品には 「遊び」 がないし、 「スキ」 すら時間とともに減ることに気付く。

手塚治虫のブラックジャックみたいに「オムカエデゴンス」が出てくることはないし

ネオノーチラス号でヤマトが発進するようなこともないし、エビちゅは作られない。

そして彼の作品で年々色が濃くなる部分を端的に言えば次のようになる。

実写映画と真っ向勝負できるだけの作品性であり、物語の深みであり、話題性であり、

批評に耐えうるだけの資料考証であり、大衆演劇でなくミュージカルであり、マンガでなく文学作品。



これが全て、アニメが日本のメディア界でメインカルチャーの位置に立つための仕掛けだったとするなら?





彼は日本のアニメ文化をサブカルチャーからメインカルチャーに移行させ、

それに携わる人々に地位と名声と金が渡る社会を作りたかったのではないだろうか。

当然、その頂点にいるのは彼自身だろうけれど。



そう考えると彼が紅の豚を作って、しかもそれがヒットしたことを後悔しているという話や

手塚治虫のアニメに対するスタンスに批判的であるということも理解できる。

環境問題に踏み込む理由もわかるし、神話をモチーフにする理由も。

最初に私が感じた疑問、表現者として彼のイメージがいまひとつはっきりしない理由もわかる。

声優でなく著名人を使う理由も明らかであるし、大橋のぞみちゃんのメディア露出も当たり前なのだ。

全ては、日本アニメがサブカルチャーからメインカルチャーになるための仕掛け。




彼が後悔しているという紅の豚は彼の趣味から始まった娯楽作品であり、大衆演劇なのだ。

だれにでもわかるから、誰も語らない。つまりは彼のサービス精神あふれるオナニー作品。

それがとんでもないエンターテイメント作品になるわけで、表現者としては最高だと思うのだけれど。

しかし、論壇に上がることもなければ、大学の講義で取り上げられることもない。

そして娯楽だけではメインカルチャーから転がり落ちることは明白である。

行き着く先は性と暴力と浪花節であり、そうなってしまうことは

ジブリ始め日本アニメが完全にサブカルチャーへ戻ることを意味する。



これではダメなのだ。



明らかに教育ビジネスと化している声優スクールに、子どもたちが騙され続ける業界ではダメなのだ。

夢見がちな人間が多くて大人に騙されっぱなし、傷つけられっぱなしのアニメ業界ではダメなのだ。

「俺が転んじゃいけない、俺が転んじゃいけない・・・」

そんな必死の声が聞こえてくるようですらある。



しかし巨匠も来年で70歳。もう残された時間は少ない。

彼のライフワークであろう、芸術として計算し尽くされたアニメでなく、

この巨匠が描くヲタ趣味全開公開オナニーがもう一度だけ見てみたい、ラピュタで育った世代として。



なんて言ったら怒られそうですけどね。

「てめーぬるヲタやってる場合じゃねーだろこのボケ」 って。




※  コメントいただけるだけありがたい、こんな零細ブログではございますが。
   この記事は最初に述べた通り、私の妄想公開オナニーです。
   そして私よりこれを読んでいただいたあなたの方が、宮崎監督、またジブリ作品に関して詳しいと思います。
   つまり詳しい方のお話に反応していたらオナニーが気持ちよくないので、
   原則コメントに対するお返事はしません。

   また、管理人以外の第三者に対する「叩き」が含まれてるコメントを頂いた場合
   さっくり非公開削除することがございますのでご了承下さい。
   誰かを叩きたい方、思想や政治の話がしたい方は
   どうぞ2ちゃんねるやTwitter、ご自身のBlogなどでお願いします。
   ついでに私も叩いていただけると喜びますのでよろしくおねがいします(゚∀。)




ジブリはこの条例案に対して反対声明を出さない可能性が高いと思います。

メジャーになる方向ではありませんから。



「で、この妄言がちょっとは当たってるとしてお前さんは宮崎駿の立場に賛成なの?」

→ 「わからない」 というのが正直なところです。


20100319
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テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

tag : アニメ宮崎駿ジブリ非実在青少年規制条例

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超多砲塔戦車がどかーんばこーん!

わたしは「雑想ノート」にある「悪役1号」が動くのを見たくてたまりません。

もちろん超娯楽巨編で。

若本御大か大塚御大に発明者兼司令官の悪役大佐をやってもらったら、善悪どちら側でストーリーを組むにせよ映画館まで這いずってでも見に行きます(^^)

No title

毎度どーもです。
 ちょっといろいろと調べてみたんですけどね。
 がたがたさんのお話を、本当に意味で画策しているのは、現ジブリの代表である鈴木敏夫さんなんではないかろうかと。
 なお、宮崎さんが昔東映にいたころ、高畑さんといっしょになって、アニメーターの待遇改善のために、労働争議をやっていたらしいです。だいたいにして手塚治虫が亡くなったときに、アニメ制作費の安さに関して、手塚氏に責任がある旨のインタビューを残しており、死者にむち打つような大人げないことをしていた方です。宮崎さんをアニメ製作に集中させるために、鈴木さんはあえてそういう部分を引き受けているところがあると思います。

 近年の宮崎作品は、物語から解放され、むしろ人間の感情の起伏にそう形をとっており、アニメ製作の技術的な追求を終えているように感じます。その意味ではがたがたさんの記事のように、真にメジャーへの道を狙っている姿が浮かびます。

 だからこそ、「ラピュタ」や「ナウシカ」、「豚」がいとおしく、輝いて見えるのは、弊害だとは思います。周辺事情をかなぐり捨てて、宮崎さんが自分のためだけに作ったアニメが見てみたい。私も望みは同じです。
 プロフィール

がたがた

Author:がたがた
ぬるめのアニヲタ。

元々は映画ばっか見てた
いい年こいたおっさん。

「最近アニメ盛り上がってるし
 何か見てみようかな」

   (゚∀。)

うっかりそのままアニメにはまる。
今では立派に釘宮病。

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